毎日文化センター東京 和の香り創り第13回作品展が開催中!

涼しくなってきましたね。窓を開け、風が入ってくるのが心地よく感じます。
さて、9月と言えば、毎日文化センター東京 和の香り創りの受講生の作品展です。今年でなんと13回目。干支は一周し、新しいスタートとなりました。今回のタイトルは「風香明媚」。
そして、この和の香りの作品展は、日本で唯一の作品展です。

作品制作者は糸永基子さん、岩田敬子さん、鹿野美代子さんです。会場ではリアルな香りを感じて頂けますが、こちらでは写真で順にご覧ください。
作品展自体は10月25日まで開催しておりますので、ぜひ、お出かけください!
※場所などの作品展詳細は、一番下に記載しております。


創香者:糸永基子 
銘『和の香りで奏でる四季』 
作品:匂い袋
地球温暖化などの影響で、かつての美しい日本の四季が薄らいできている昨今。
春は桜の花盛りを、夏はキラキラした太陽と渚を、
秋は錦秋の紅葉を、冬は年末の名残の茶会のしつらえで…。
記憶に残る風景のそれぞれの香りをお楽しみ頂ければ幸いです。
春:花盛り 夏:瑞々しい夏 秋:錦秋 冬:昇龍

毎回、壁を使った立体感のある作品です。季節の変わり目はグラデーションのように匂い袋を飾っています。匂い袋の桜で満開の桜は見事ですね!壁の桜の布巾はお手製です。


次は岩田敬子さん。今回で3回目の作品展ですが、毎回、帽子を使用した現代アートのような作品です。

創香者:岩田敬子
銘『宇宙舟』
宇宙へ旅ができる時代になった。2023年9月8日現在、宇宙を飛んでいる人がいる。
凄い時代だ。
月、金星、火星、土星…。どんどん人間が到達していくと思う。
何をしたいのか、私には思い浮かばないが、
きっと大きな大きな思いがあるに違いない。
私が生きている間には出来なくとも、2030年台にかなうのではないか。
理想的な国を作れるだろうか。
人間が共存し、お互いを尊重しあう場所ができるだろうか。
戦争を知らない世界を展開して欲しい。


※岩田さんの作品に置かれている円形の木製の不思議な物は、塗香入れです。本体横に刺さっている突起を外し、中に入っている粉末タイプの塗香を手のひらに出し、両掌で軽く擦りあわせ、顔に近づけて香りを試します。ご使用頂いても大丈夫とのことですので、ご覧になる際、お試しください。


最後は、鹿野美代子さん。初の作品展です。今までに創られた作品を全て展示しています。また、かわいい陶器の小物などはご自身が作られたもの。ついつい、かわいい犬に注目してしまいます。

創香者:鹿野美代子
銘『初めてのお香』
作品
匂い袋「新緑の木陰」
持ち歩いて香りを楽しむ、衣類や文書とともに保管して用いる、新緑の木陰をイメージした香り。

部屋香「冬」
お正月に玄関に飾るために作りました。お帰りなさい、冬、ホッとするイメージの香り。

線香「梅の花」
火をつけて香りを楽しむ。梅の花のイメージの香り。

塗香「春の土手」
身を浄めるための物、法力を備えた物として使用。手のひらに少しのせてこすります。春の土手のイメージの香り。

練香「夏の昼」温めて香りを楽しむ。黒い丸薬のようにも見えるお香。夏の昼をイメージした香り。

印香「梅雨の日の夕方」
温めて香りを楽しむ梅雨の日の夕方を爽やかにするイメージの香り。




第13回 香りの彩時記「風香明媚」
日時:2024年9月27日(金)~10月25日(金)
平日:10時~19時30分/土曜日:10時~15時
   ※日曜・祝日はお休みです
場所:毎日文化センター東京 ロビー
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル1F
最寄駅:東京メトロ東西線竹橋駅(直結)

毎日文化センター東京での和の香り創り講座は、毎月第4金曜日13:30~(90~120分程度)の講座です。ご興味がございましたら、ぜひ、ご参加ください!
https://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=1652

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